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岡山県津山市の建設業(山陽ロード工業)で、日々仕事をしております。
コンクリート補修工事・鋼構造物補修工事・区画線工事・ビゼンソイル販売・農作物(自然薯)の販売

2009年9月2日水曜日

唐招提寺金堂(国宝)復元工事に参加

現在解体修理中の奈良県の「唐招提寺金堂」がこの2009年11月に平成の大修理を終え、落慶予定だそうです。唐招提寺は、 天平宝字3年(759年)創建で、かの有名な鑑真ゆかりの寺です。また、今回修復された金堂は、奈良時代建立の寺院金堂としては現存唯一のものであるということです。

実は、この金堂の床(土間)は、「版築工法」で築造されています。

版築工法とは、土に石灰等を混ぜ人間が棒で突き固める工法で、古くは秦の始皇帝の作った「万里の長城」でも見られる超伝統的な工法です。

我々の「固まる土ビゼンソイル」の製造でのノウハウや腕(?)を見込んで、このネタとなる混合土の製作にオファーがありましたので、参加させていただくことができました。

創建当時はネタとなる土を混ぜるのに機械はもちろん使わなかったはずですが、それでは工事がいつまで経っても終わらないので、今回は機械を使って製作しました。

実際の版築部分は伝統の作業方法を使わなくてはなりません。私も土を突かせていただきました。工事が終われば、二度と入ることのできない金堂内部に入れて幸せです。

最終日近くには、学生ボランティアが現場に入り、みんなで土をたたきました。
当時の工事風景はこのようなものだったのでしょうか?(つまり人海戦術)
次に土間を修復するのは、200年後くらい(!)ということです。我々の作った土間が歴史に残るということで感慨深いです。

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