武田信玄もおんなじことを言っていましたが「人をもって城となす」というのが、コンセプトの中心にあるようです。
どんな巨城を作っても、その城下に敵が押し寄せたころには殆どの場合、もう勝敗が決まっている、ということです。
大坂城しかり、小田原城しかり、敵に囲まれて落ちなかった城はあまりないように思います。さらにその場合、城そのものの防御機能をほとんど発揮せず落城しています。
過度に巨城を築いても、その中にこもる人の気持ちが離れてしまっては、堀の深さや塀の高さのみを頼りにするようになる。
つまり、企業も同じであり、「人」を犠牲にして過度に格好や規模をおいもとめるべきでないと考えます。
そんなわけで、私は斎藤社長の「経営者の武器は品性」という言葉に共感を思えるとともに、城マニアの経済人として、以下の言葉を提唱したいと思います。
「人=品性をもって城となし、会社となす」
追記:
※実際には、鹿児島城は「詰の城」として背後の城山がある。萩城における指月山のようにこれが本来の「城」であるという考え方もある。
※島津家は、親族による外城ネットワークを持っており、中心部には政庁・館としてのシンボルがあれば十分であったとする説もあるが、これは「人をもって城となす」という考え方になんら齟齬をきたすものではないと考える。
「品性」…大事です!
返信削除そして「人=品性をもって城となし、会社となす」とは、すばらしい言葉です。
やっぱり僕達が学び、実践している「品性資本の経営」はやはり本流のようです。
みんなで品性の向上に精進しましょう。
ほんとですね!
返信削除今回、落合先生を通してそのことにちょっとだけ触れたような気がします。