自己紹介

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岡山県津山市の建設業(山陽ロード工業)で、日々仕事をしております。
コンクリート補修工事・鋼構造物補修工事・区画線工事・ビゼンソイル販売・農作物(自然薯)の販売

2010年9月22日水曜日

明確な回答

訊かれたときに、明確な回答を出せるようになりたいと思うのです。

先日、関満博教授率いる、りそな総研マスターコースの方々が当社に起業視察におこしにりました。
(別途ブログ参照)

その後の懇親会で、ある製造業の経営者の方にこう訊ねられてしまいました。

「公共工事が明日から一切無くなったったらどうしますか?」

という質問。

隣に座っていた経営者の方から、「それは太陽が無くなったらどうする?という聞き方と同じであまり意味がないよ」という助け舟が出されたのですが、僕はお酒も入っていたので、明確な回答はできなかったのです。

この問題、一見すると「太陽が無くなる」ような、あり得ない質問のような気もしますが、公共工事への疑念、というものがやはり根強くあるのでしょうな。
公共工事が何たるものか、ということが建設業以外の方にちゃんと説明できないようではならんな、と後で反省。

そこで考えた明確な模範回答は、下記のようでないとならないと思うのです。

「津山をはじめ地方の工場は、きちんとした道路がなければ製品を完全な状態で大量に輸送することができない。だから、役所が道路の維持管理をしない=公共事業での発注がない、ということになれば、その工場や民間の方から維持管理のニーズが出ると思われる。誰が新たな道路管理者になるかは別としても、その道路管理者に選んでもらうべく、技術と製品を磨きつづける」

ということだろうな、と。
思うのです。

これが明確な回答。
それをズバリ、言えるように今度はなろう。

2010年9月21日火曜日

エコポイント、住宅版エコポイント、エコカー減税と公共事業の違いは何なのか?

前から思っていたのですけど、公共工事=×ならば、なぜ、エコポイントなぞやるのか?と。
ケインズ的な政策に他ならない。

公共工事は悪、である理由は?
このあたりが、我が業界の方は本当におとなしいのだと思う。
声をあげて言っていけばいいのに。

もちろん、誰も住んでいない山の中に、行くところもないのに4車線の道路をつける。
こういう無駄なものは徹頭徹尾無駄なのだと思う。

しかし、仕組みに問題があるから、無駄が発生する。

僕は、「無駄」と言われる部分で無用なお金をもらう気持ちはさらさら無い。
日本のために役立つ仕事をしたい。と本気で思います。
でなければ、何のために生きているのか。何のために我が社があるのか。
レゾンデートルもないままに会社が成長するわけもない。

景気浮上とはどうすればいいのでしょうか。
どうすれば、世界の中で生き残れるかを考えて行かなければならない。
そうすれば、環境やエネルギー、食糧問題を解決していく方向に建設業界が向かって行かなければならないと思うのです。

この部分は、国家が国家戦略として考えていかなければならない。
業界団体のみや、ましてや1社だけが声をあげたんじゃあ、間に合わない。

日本政府としては、

来るべきエネルギー不足・食料不足の時代に向けて、日本の国がどうなるべきか、というビジョンを早急に明確化してほしい。
抗争などしている暇に、日本の国が沈没してしまう気がする。

そして、そう言った付加価値の高いものに我々が研究開発資金を投入し、社員を雇うことができ、有意義な製品・技術を世界に送り出し、利益を出して税金を払うことができて初めて、国家貢献ができたということになると思います。

2010年9月2日木曜日

日本の財政の窮乏問題と政治

のっけから重い話題ですが・・・。

昨今の議論を見ていますと、日本はまた幕末に逆戻りしたような。

そんな感じがします。

誰かが真剣になって、変えたい、と思わなければ・・・・。
党利党略だけに注力したんじゃあ、日本の国自体が世界の中で埋没してしまいそうです。

「善く天下の事を制するものは、事の外に立ちて、事の内に屈せず。
しかるに今の理財者はことごとく財の内に屈する」

山田方谷

いまここで必要なのは大局観なのでしょう。
特に、未来を見通し、全体(天下)を統べる立場としては。

税収がない、お金がないといって、必要な成長戦略まで捨ててしまっては、結局「財の内に破れる」こととなります。
税収、お金はあとからついてくるものです。
将来に向けて画が描けないから、我々経営者としては「先行投資ができない」のです。
金を使わないから、どんどん税収が減ってくる。

さらに税収が減るだけじゃあない。
お金が使われる、ということは、さらに税収が二重三重にあがるということです。

今後、長期計画で政府が「環境による国家戦略」を本当に具体的に予算を示して実施した時。

経営者は、営業マン・技術者、などを雇用するでしょう。
また、
営業マンは、日本全国、世界を飛び回り、旅費や飲み食いなど経費を使う。
技術部隊は、、稼いだお金で一生懸命開発を行う。
工場は無駄な経費を削減しながらも、ラインの増強や機械の更新をする。

これらの活動からお金というのは生まれ、津々浦々で経済活動が活発化していくのだと思います。

しかるに、現在。

この前、NHKで環境技術のことをやっていて、とても興味深かったのですが、途中で消してしまった。
刺激が強すぎる。
中東はもう次の世界戦略を考えている。

このままでは、この日本という資源の無い国は????

フィンランドは、資源がないからこそ、「ノキア」など通信、IT分野で世界有数の企業が育った。

日本は慢心しすぎたのか??あまりにも、「世界」の潮流に疎くなってしまった。
幕末のように。

とすると、その世の中をちょっとづつでも変えていかないとならないと思います。
田舎の、何も資源のない「津山」という田舎の小企業だからこそ、できることもあるかもしれません。
だから、世を嘆くよりも行動してしめさないとならないと思います。